蚊が憎い。

蚊。

蚊。

その文字を見るだけで背すじがぞくぞくぶるぶるしてきます。

虫へんに、文。

虫、で、ブーン、そのままかよ!(本当にそういう由来らしいです、一説によると)

 

実は私は、非常に蚊に刺されやすい人間です。一般的にO型が刺されやすいらしいですが、B型。そんなに美味しいんでしょうか、私の血…。

それも近年では落ち着いているからまだいいのですけれど、血気盛んな高校生の頃には全身20箇所以上も刺されていました。

うら若き女子高生だった私は、三年間、夏には常に痒み止めを持ち歩いていました。おかげで友人が突然虫刺されに遭ったときに私はスイッと鞄から痒み止めを差し出すという変な人になっていましたし

朝のホームルームで先生が話している最中にも、

「プ~ン」

と奴が目の前をよぎるので、ついパァン!!!と乾いた音を教室に響かせたこともありました。(この場を借りてあの頃の先生に謝罪いたします)

 

そのため、私は蚊を殺すために蚊の動きを独自に研究したのです。

 

 

そうだ、蚊を殺そう!

これから暖かくなってくることで蚊が我々人間の血を求めて出現する確率が高まります。

蚊の卵の探し方とか巣がどうのとかは一切知らないので

(だって私はただの蚊に刺されやすい人間なので)

出現した蚊を確実に殺す、そのプロセスを説明しましょう。

 

1、蚊を見つける

目と耳を使ってください。黒いがハエより細身で、高音を発していたら蚊です。

次。

 

2、すぐに蚊を殺す!!

小細工はいりません。

ただ、見つけた蚊を両手で挟みこむように、そして、蚊の成仏することを祈って、合掌しましょう。

気合と共に、経文を唱えてもよいでしょう。

私は「南無っ!」と叫びながら、勢いよくパァン!!!!と合掌、したことはさすがにないなあ、ちょっと、ないですねえ。

これで、2割くらいの蚊が死にます。

 

3、見失ったら、動け!!

ただ単に叩いただけでは、もちろん殺せない蚊もいます。特に夏の終わりになると、やつらも生存に必死なので何ミリあるかもわからない頭をつかってきます。

ここで止まってはいけません。

蚊はまだ、あなたのまわりにいるのです。

場合によっては、あなたの背中に、頭の上に、ひっそりと潜んでいて、バカめ!といわんばかりに首の後ろや耳の後ろなどを刺してくることもあります。

これを防ぐには素早く動く必要があるのです。

高速で頭を振る、手足をラジオ体操よろしく振りまくります。

これで、万が一背中にひっついていても蚊はあなたから離れざるを得ません。

 

4、カバディ!!

全身をブルブルさせて蚊を振るい落としたら、次は中腰になり――

カバディカバディカバディ…」

この呪文を唱えながら、カバディのポーズになってください。

これが一番大事です、蚊学とかいう授業があったら、確実にテストに出題されるくらい大事です。

このポーズをとることで重要なのは、重心を下げることですので、体育座りなどをしてもかまいません。ですが、機動力を失わないために私が独自の研究を積んだところ、現在この「カバディ」さ最良の体勢になっています。

なぜ重心を下げることが必要なのかといいますと、これは、蚊を迎撃するためです。

 

5、待て!!

あなたを刺すことを蚊は諦めたりしません。

なにがあろうとあなたを刺して、お腹の中の子に栄養をいきわたらせるべく、まさに血眼であなたの血を求めているのです。すごい母性を感じる。やだ、守ってあげたいかも。

…しかしあなたは蚊を殺したい。

だってこいつが刺したあと、痒いんだもん!!痒くなくて病原菌を運ばないんなら蚊を殺したりしないもん!!

(ちなみに、蚊が刺したあとに痒くなるのは、最後に蚊がペッとつける唾液成分のせいらしいです。だから血を吸っている最中の蚊をうまく殺すことができれば、血は流れますが痒みは出ません)

襲い来る蚊は、必ずあなたの「生身の部分」にやってきます。

 

ここで重心を下げたあなたのポーズが役に立つのです。

 

そう、重心を下げていれば、たとえ蚊が足を狙っていてもすぐに殺せる。

パーーーーーーーーーーーーーーフェクッ!!!!!!!!!!

そうしてやってきた一部の蚊はここで殺せます。

それでも殺せないインテリな蚊も、いるのですが…。

 

6、探せ!

待ってもこないのであれば、迎え撃つ。

戦術としてはごくごく自然です。王道。

しかし王道とはつまり、それが単純に成功しやすいという意味でもあるのです。

蚊も虫。

虫は明るい場所、白い部分に集まる習性があります。

部屋の壁、天井、カーテン…括目して探すのです。この時に止まって探すのもよいですが、さらに良いのはやはりカバディの動きで、横にスライドするような動きをしながら部屋中を歩き回ること。

その際も、もし余裕があるのであれば、手足や首をブラブラと振るとなおよいでしょう。

いくらあなたが瞳をまんまるにして探していても、やつらはあまりに小さすぎる。

あなたが右を見ている間に、左からプスッ!と刺してくる可能性は大いにあります。それを防ぐために、常に刺されないよう、蚊の着地の難易度を上げましょう。

両手両足そして頭を振るうあやしげなカバディ選手となったあなた。

部屋をくまなく探しましょう。カーテンを揺らしたり、部屋中を動き回っていると、必ずどこかから蚊があらわれます。

ちなみに私の経験からすると、蚊に限らず虫というものは、一度人間から殺されそうになると天井へ逃げる傾向があります。探すならば天井・壁・床の順に見ていくのがベストです。

また、一度電気を消すというのも有効です。

電気を消した後、パッと電気をつけると虫は驚いて動き始めます。

それをすかさずパァン!!!!!!!!!です。

ここまでで、大体の蚊は殺せたのではないでしょうか?

 

7、それでも見つからない

事故で死んでいる、あるいはすでに外にでた可能性があります。

もう一度気配を感じるまで普段通りの生活を心がけてください。

見つけたら、1~6までのプロセスをもう一度行いましょう。継続は力なり。

 

 

これで蚊を 殺せましたね?

いかがですか?

今回ははじめてということで、簡単にできるカバディ式モスキートキラー術をご紹介いたしました。いま名付けましたが横文字感がいいですね。体操みたい。

なお、このカバディ式は、なるべくおひとりで行うことをおすすめします。

恋人の前でおこなって、あなたのような突然カバディになるやつお断りよ!とふられた場合でも、当方は責任を負いかねます。

 

これからも快適なモスキートキラー生活をお楽しみください。

 

ちなみに筆者は今年になって室内で二度、蚊を殺しているので、油断は禁物ですよ。ブ~ン!

 

 

刺されたひとへ 

【第2類医薬品】キンカン 120mL

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 おだいじに